西川美和鑑賞

昨日から旦那の冬休み10連休が始まり、娘との「あー冬休みだねー、どうしよー」感は消え去る。旦那がいなければ「ママと2人っきり」感で、意外と従順な娘ですが、大人が2人いるとなかなかのわがままっぷりでもあります。自分は2才3ヶ月差で姉がいるので、お互い物心ついた頃から、母以外の、しかも大人じゃない子供の同居人がいた訳です。だから、3才5ヶ月の1人っ子は、私にとっても未踏の人材というわけ。なかなか大変ですよー。

昨日は旦那の誕生日祝いを兼ねて、壊れてしまった腕時計を買いに行ったのがメインイベント。役付きにもなったので、そこそこ高い時計もいいかなあとも思ったのですが、営業職でもない旦那は、意外に見た目で選ぶという選択(エンジニアだから、電波時計など機能で選ぶかと思った)。今日は朝ゆっくりめに起きてフレンチトーストを作った後、旦那の発案で娘とパパは樹空の森、私は年内最終営業の御殿場市営プールへ。その後、樹空の森隣接の御胎内温泉で合流。さらにその後、御殿場に引っ越してきた会社のお友達の新居にお邪魔。

帰宅後、飲酒済みの旦那(私はドライバー)はソファで寝てしまい、今やチャンスと思った私はコンビニで買ってきたチューハイお供に、先日借りてきた映画「ゆれる」を鑑賞。

ゆれる [DVD]

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ずーっと見たかった西川美和さんの作品。実はこれは2作目で、前回見たのは結婚詐欺をモチーフにした「夢売るふたり」。

夢売るふたり [DVD]

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実を言うところ、私は姉と違って全く映画フリークではなく、レンタルビデオなんてなくても生きていける人間。だから全然相対的な評価はできないのですが、西川美和さんはかなり面白いと思う!「夢売るふたり」は、もう一回観たいところを、なかなかのエロシーンがあるのもあいまって、レンタル期間1週間で1回観るのが限度。「ゆれる」も、今日お友達の家で興奮した娘を寝かせた後に鑑賞しているのですが、すでに2回「ママ〜!」と泣かれて中断されたのが現実。幼稚園に行ってこの世の春かと思われる母ですが、映画1つ観るのもそこそこ気合いがいる、という現実を伝えたかったまでです。

ちなみに、この「ゆれる」は、山梨県の富士吉田(や鳴沢村?)をロケ地にしており、新婚以来5年以上この地にお世話になった人間としては、いちいち「ここ、知ってるー!138やん。あそこや〜ん」とニヤニヤせざるを得ず、余計に楽しめました。ともあれ、映画通とは言い難い私が言うのですから、西川美和さんの作品は必見、と申し上げたい。西川さんは広島県出身ノートルダム女子学院ご出身(→早稲田)なところから、小学校3年生の1年間広島に住んでいて、中高はクリスチャン系の学校に通っていた私は、ある程度同類と言えると思っている。でも、「田舎の因習」に染まった人間は私の周りにいなかった。御殿場で、そこまでの「悪人」に出会ったわけでもなく、むしろ「いい人」に出会ってきている私ではあるが、この映画を観るにつけて、「田舎的なもの」と対峙しなければならないとも思っている。

中途半端ですみません、もう少し映画のレビューが書ければ。