三十路クラシック

来月は娘の幼稚園のクリスマス会に次いで、旦那の会社でも、毎年恒例のクリスマス会が開かれます。今年は、スタインウェイのフルコンが入ったそうで、弾きたい!というよりは、弾かねば!という謎の義務感で、エントリーすることにしました。これまではヤマハのごく普通のピアノで、去年は加古隆さんの「パリは燃えているか」を弾いたのですが、本番「あれ?響かぬ〜」と始終思いながら弾いていたら終わってしまいました。

いろいろな人が聴きに来るクリスマス会のようなものって、みんなが知っているような気軽な曲を出した方がいいのでは?という気がして、これまでポピュラーミュージックでお茶を濁してきたのですが、スタインウェイと聞くと、ちゃんとした(?)曲を出さねばという気がして、今年は多分初めてのクラシックです。

常日頃まじめに弾いていなかったので、短期間で人前に出せそうな曲が少なく、中学か高校のピアノの発表会で弾いて、大学の新人演奏会でも出したサン=サーンスのアレグロ・アパッショナートに決定。派手派手〜!

中1で弾いたメンデルスゾーンのロンド・カプリチオーソもなかなか演奏会向けで、6分くらいで終わるし、最後はオクターブドゴドゴ→パパーン!と終わるので、なかなか良いと思ったのですが、ちょっと練習時間が足りないので断念。来年ですかね。

好きな作曲家はいろいろいますが、メンデルスゾーンサン=サーンスあたりは古典の香りも残っていて、結構よいですねー。しかも2人とも神童タイプ。どちらかというと、努力家タイプよりも、神様から与えられた才能溢れるタイプが、たとえ短調の曲でもどこか明るさがあって好みです。大学の卒業演奏会では、メンデルスゾーンの厳格な変奏曲を弾きました。家に無言歌集の楽譜があったので、今後ちょこちょこ弾いてみようかと思います。

シューマンも好きな作曲家の一人ですが、シューマンの生涯を30歳目線で改めて見てみると、なかなか壮絶。梅毒で頭おかしくなったみたいですね。それは、子供向けの本には書いていなかった。クララ・シューマンは、年子とか近い年齢で8人子供産みつつ、家計を支えるために演奏活動やってるし、それは大変だったね!と主婦目線で共感。シューマンは子供好きで、何人いてもよいというスタンスだったけど、クララは「子供は3〜4人で十分」と言っていたらしい。そりゃそうだろ。

20才のブラームスと、34才のクララが、果たして不倫関係にあったかどうかは謎に包まれているけど、シューマンは最期の一言が「俺は…知っている」だったらしい。まあ発狂している状態なので真意はよく分からないけど、もしそれがブラームスとクララのことだったらまさにホラー。8人目は怪しいという説もあるそうで。私もいろいろと想像していたら、この間は3時まで寝られませんでした。

それはさておき、娘も幼稚園に行き始めたので、これからは練習時間も取れるわけで、御殿場でピアノの先生探してみようかなー。来年のクリスマス会は、早めに練習しておきたいと思います。